ラウンドファスナーの財布において、
内のパーツにカード入れを最初から貼る作り方の場合、
その段差を何らかの方法で解消しないと、マチの幅が揃わなくなります。
ご依頼いただければ、木型に適した厚みの素材を何かしら見つけて貼り足し、
つじつまを合わせております。
今回、ご依頼いただいた場合だと
上から2段目まで、2段階に段差を付けます。
ノギスで端の部分の各ポイントを測れば
その差からいくら足せば良いかを知ることができます。
おおよそですが、
今回の場合だと上の方から1mm、1.7mm、2.8mm。
これに極力近い、ウチの手持ちの素材で
上から1.7mm、1mmを貼り足すことに。
木型に合わせた状態で、問題なく段差が解消されているか、
つまり、マチの幅が均等になるか確認する。
この貼り合わせる調整は、お客様の方でも比較的簡単に出来るかと思います。
その際に貼り足すものとしては、
裏がシールになっているスライサーなどがすぐに貼れるし、
色んな厚みが用意されていて微調整もやりやすく、
何よりも革で製作されている方達にも入手しやすく、
馴染みのある扱いやすい素材なので良いのではないかと思います。
もちろん
「その時間が惜しい!」
と言う場合は今回のようにこちらでも承ります。
完全な寸法指定、もしくは今回の様な現物支給でokです。
今回、パーツの画像の掲載にご承諾いただいたkawacoyaさん、
ありがとうございました。
・ファスナー木型 製作例
・ラウンドファスナー木型の注文の際の寸法指定
・ラウンドファスナー木型 利用者の声
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