2017年08月16日

アフリカンブラックウッド スリッカー

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先日、革日和博多に持っていった、この度新しく作ったスリッカー。
nijigamitooolでは電動でコバを磨くための道具はいくつか作っていましたが、
手で磨くスリッカーはこれが初めてです。
そのスリッカーについて、もう少し詳しく紹介させていただきます。

見ての通り三角柱です。
厳密にいうと上辺が短い台形なんですが。

第一印象として、おそらく「何これ変なカタチ」と思われるだろうと思いますので、
開発の経緯と想定している持ち方について簡単に説明していこうとおもいます。








スリッカーdelta2.jpg

そもそもこのスリッカーを手掛けるきっかけになったのが、
「コバに点で接する丸いものでなく、線で接する平らなスリッカーが欲しい」
という声を受けてです。
その方曰く、その方が磨きの効率が良いということでした。

ですので、直線的で長い溝がこのスリッカーの一番の特徴で
そこを基本軸として設計しています。








スリッカーdelta3.jpg

ただ本当にそれだけだと、僅かな内R部分にも
届かなくなってしまい、完全に直線専用スリッカーになってしまいます。

それはそれで男らしいですが、ちょっと不便なので、
そこから折り返したところにも短い溝も作りました。
入り組んだ部分もこちらで、磨くことができます。








スリッカーdelta4.jpg

基本的には、画像のように三角形の底辺に親指を添え(引っ掛け)、
溝の裏側の面に人差し指を添える持ち方を想定しています。
この持ち方だと、ちょうど人差し指の真下で磨いている感覚がえられます。
「磨いているポイント」とその時の「指の位置」を重視しました。







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溝は全部で6種類作っていて、
これを全て並べてしまうとかなりの幅をとってしまいます。
どの溝を使っても、持った感覚が極力変わらないようにしたかったため、
溝は両側に分散させ、スリッカーの端の方に配置。
反対側に「ヘラ」のようなものを作るのも一つの形だと思うのですが、
今回はそのカタチは迷わず捨てました。
明確なそのヘラの使い道のアイデアが特になかったので、「とりあえず」で作ったところで、
中途半端な形になると思ったからです。








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溝がL型に切られている構造であるがゆえ、
持った時の感覚を同じにするために反対側は裏面に溝を設置しています。
また、そもそも左手で握った場合は全く逆になってしまうため、
逆勝手(左利き用)も用意しました。









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4つの完全な溝を使ってコバを磨く方法は説明不要かと思いますが、
端の半溝はコバの片方は触りたくないというような時を想定して作っています。
裏は極力ピン角、表だけ面を取りたいというような場合です。
その際には、宙に浮かせての作業は安定しにくいので、
作業台などの端の方に革を置いた上で磨いていただければと思います。





使用している素材は、「アフリカンブラックウッド」。
この木は他に「アフリカ黒檀」「グラナディラ」などとも呼ばれていて、
その名通り、アフリカ産の材です。

材料に付いてもまた、追ってお知らせします。


このスリッカー、まだ販売準備が出来ておりません。
(ネットショップの準備等)
もう少しお待ち下さい。






posted by にじがみ at 18:00| Comment(0) | nijigamitool:道具

2017年07月15日

間に合いました、スリッカー

いよいよ革日和博多が開催されますが、
新商品のスリッカーがようやく完成しました。
持って行きます!



基本方針は遠の昔に定まっていたのですが、
細かいディテール部分の微調整に、ここ何ヶ月もの間、何度も何度もこねくり回しておりました。

本来なら先月ごろにはとっくに販売開始して、革日和東京にも持って行けてたはずなんですが…いろいろ諸事情ございまして…


このスリッカーはnijigamitoolらしい1つの提案として、じわじわと末長く作って行きたいと思っているので、発表のタイミングがどうこうと言うのは実はさほど気にはしてないのですが、滅多に行けない九州の地で実物を触って見てもらえるというのは、とてもいい機会なのでは無いかと思っています。


また、先日販売を開始したkawacoyaさんとのスリッカーも、革日和博多にて販売されると言うことです。
そちらの方は、出先で携帯からの投稿で、画像などちゃんと用意できておらず恐縮です。


なかなか無いですので、
是非、会場に足を運び下さい!







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posted by にじがみ at 01:05| Comment(0) | nijigamitool:道具

2017年01月19日

革裁断用スコヤ


先日、紹介した新ネタワークショップの「スマホケース」の
一番の特徴は、スライドパーツを使うということですが、
もう一つの目玉は寸法を聞いてその場で革をこちらがカットするということです。

定員いっぱいに参加してくださった時には、複数のパーツ×人数分の裁断が必要で、
手いっぱいになること必至です。


ですので、少しでもスムーズに裁断が出来るようにこんな道具を作りました。


スコヤ2.jpg

正確に直角に革を裁断するための定規です。




スコヤ3.jpg

L字型に組み合わせれた薄い板の段差は1mmあり、
それ以上の厚みの革なら、一つの真っ直ぐな基準があれば
その辺にに対して正確に直角な裁断を行うことができます。


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使い方は、
まず、どれか一辺定規でまっすぐに裁断しそれを基準とする。

この革では上。


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それを基準にピッタリと当てる。


スコヤ6.jpg

右側を裁断。


スコヤ7.jpg

同様に左側も当てる。


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向きが切りづらいので回したが、
左側も裁断。

これを繰り返すと正確な四角形ができるわけです。


この道具で少しでも正確に早く裁断ができるかと思います。



新しいスマホケースのワークショップは、
2/12の東急ハンズ三宮店にて開催されますが、
その前にプレオープン的な開催を当工房にて予定しております。

また、詳細決まりましたら、
お知らせさせて頂きます。









posted by にじがみ at 01:20| Comment(0) | nijigamitool:道具

2017年01月06日

Leathercraft vol.14 革包丁 鹿角 gypsy × nijigami



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去年の年末に発売されたスタジオタックのレザークラフトの情報誌、
Leathercraft vol.14です。

クラッチバッグ特集ということで、
表紙にはフェニックスのホースシュリンクで作った村上さんのクラッチバッグが登場しています。

更に、「革包丁」も特集されていて
nijigaitoolの包丁も載せていただいております。




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定番の型以外にもgypsyさんより依頼を受けて製作したものも掲載していただきました。

このgypsyモデル。
「何時でも良いですよ」という言葉に甘えて
1年近く完成までにかかってしまったのですが、待って頂いただけの良いものができました。

刃幅30mmの最後の1本でもあります。

ご希望される方は
gypsyさんまで。



※ありがとうございます。
上記のモデルは完売致しました。


posted by にじがみ at 21:41| Comment(0) | nijigamitool:道具

2016年11月17日

レーシングポニーが入荷しました。



こんにちは〜。

nijigamitool嫁です。



お待たせしました!

レーシングポニーが入荷しました。

できたてホヤホヤです。


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レーシングポニーが、nijigamitoolの道具の出発点。


かれこれ、10年以上前に、私がレザークラフトを趣味ではじめました。
レーシングポニーの代わりに、膝や足で革を固定していましたが、
手縫いをするのであれば、必要な道具なので、
旦那にお願いして、作ってもらいました。


それから3、4回改良を重ねて、進化したnijigamitoolのレーシングポニー。


とても使い易いです。




こんなたくさんの機能がついています。

*かんたん操作
二つのノブで材料の固定、解除、角度の調整が、
工具なしで簡単に確実に行えます。

*折り畳める
コンパクトに折り畳むことができ、
使用しない時には場所を取りません。

*開く!つかめる!
お客様からご意見を頂き、最大開き幅は65mmに設定しております。
懐(フトコロ)も約28センチありますので、
そこそこ大きなものもつかむことができます。
鞄などの大物、厚物を作られる場合、
幅広い製作に重宝して頂けるかと思います。
また、材料固定のノブを緩めると、仕込んであるバネにより
材料保持部分は自動的に開きます。

*糸の絡み解消!
手縫いの効率を追究されている方には糸の絡みは大敵。
なのに意外とこのことを考えられていないポニーが多いようです。
何度も絡まり発狂寸前なんていう方も多いのではないでしょうか?
この度、ノブへの絡まりをシンプルな方法でほぼ解消。
ストレスの無い作業が可能です。

*十分な強度
ノブを締め付けても直接丁番に負担が掛からない構造に
なっております。金物付近の強度も心配ありません。

*マグネット採用
両側にマグネットを埋め込んでいるため
手縫い作業の中断時等に針休めとしてご利用頂けます。

*革にやさしい
思いのほかすぐに傷がつく銀面(革の表の面)ですが、
本体の角は全て丸めてあたりをやわらかくしています。
また、材料を保持する部分にはコルクが貼ってあり挟み付けても
革に傷が付かず、滑りません。
挟んだ状態で、材料を強引に引き抜きでもしない限り、
コルクの耐久性にも問題はありません。

※2013.5.17 仕様変更により、コルクは付属品となりました。
「レーシングポニー」のコルクの貼り方


*体にもやさしい
椅子に乗せて、又はあぐらをかいてポニーの上に座って作業するのが
一番一般的な使い方かと思いますが、
上に座っても痛く無いように、ベースの板の角を丸めています。

*左利き対応
ご安心下さい。nijigamitoolは左利きの方も見捨てません。
ノブは左右どちらにも向けることができ、
左利きの方にも違和感なく使って頂けるかと思います。




※ご購入はこちら→  レザークラフトフェニックスさん

         →  I☆N FACTORYさん

         →  GYPSYさん         

                      → 東急ハンズさん(心斎橋店、三宮店、ANNEX店、札幌店、広島店)

                      →  amazonさん
         →  nijigamitoolネットショップ



よろしくお願い致します。
         
posted by にじがみ at 16:55| Comment(0) | nijigamitool:道具